架空日記
どないしたん？
ずっとツアーまわってて色々食べておいしかったけど、やっぱり朱夏の作った味噌汁がたべたいねん。
ハハハわかった。作るわ。
章ﾁｬﾝは、ワカメと豆腐の入ったシンプルな味噌汁が好き。
できたから食べ～。
はーい。
一口飲んで味わってる。
あ～っうまっ！ふぅ～。やっぱりこの味噌汁や！生きてる感じや。
ハハハ大袈裟な！
いやほんまに、うまいねん。
そないいうてもろたら嬉しいわ。
朱夏んちが一番落ち着くわ。
今からどうしよか？って章ﾁｬﾝが隣に座ってきた。
どないしたい？まったりしたいの？
おでかけしたいの？
今日はまったりしたい。といいながら、借りてきた映画のＤＶＤを見始めた。
私は、掃除と洗濯。章ﾁｬﾝの洗濯がいっぱいやもんな…
なー章ﾁｬﾝ て呼んでも返事がないからソファーを除きこむと、よー寝てるわ。
そっと毛布をかけて、私も家事をこなしていく。
たまにあるこんな二人の時間。私に見せてくれる素顔。ほんまに、大好き。アイドルの章大も好きやけど、普段の章大がもっと好き。
架空日記
今から帰るってLINEが来た。
しばらくして
ただいま
おかえり～
っていい終わらないうちに、ハグしてきた。
はー終わった。
お疲れさま、頑張ってるのみたよ。全力で体当たりして走り抜けて…やりとげたね。
ふう💨
お風呂入ってさっぱりしておいでよ。
うん。なあ朱夏一緒にはいろー。
そうやな、一緒に入ろうかな。
お風呂の中で、たくさん話をした。
先に出るよ。のぼせるよぉー。
ﾊﾊﾊうん。
髪の毛乾かしてると、貸してやったるわ。
と乾かしてくれた。短く切ったから乾くん早いな。
うん。みじかいのがいいわ。
章ﾁｬﾝは長い方が好きやったね。
またのびるやん。それより何か食べたい。腹へった。
何たべたい？
夜も遅いからうどんでいい？
おもち入れてな。
うん。
できたから食べ。
食べ終わったのか、朱夏どこおるん？
奥におるよ。ちょっと待ってな。
はよー。
どないしたんよ。
ええねんここおって。
トイレ以外はいったらあかん。
どしたんよ。
ええの今まであんまり会えんかったから、
会えんかった分おるの…。
こどもみたいになってるで。
ええの。
クーラーの風が直であたって寒いから、もうちょいよってー。
章ﾁｬﾝもあんまり冷えたらいかんからタオルケットかぶろー。
うん。
あっ章ﾁｬﾝねちゃった。
疲れてるやろね。
ﾁｭｯまた明日。
架空日記
9/16～18日まで、３日間徳島でのリサイタル。
行きたいけと仕事の都合でいけなかった。
徳島を満喫してくれたみたい。
たくさん懐かしいお土産をかってきてくれた。
章ﾁｬﾝありがとう。
こんどは二人で行こうね。
架空日記
ハイこれ！って章ﾁｬﾝに渡されたチケット。
和歌山公演のチケットやった。
今回和歌山は絶対来て欲しいとのこと。
休みもとれそうなんで、見に行くことにした。
そして、アンコ前の曲は朱夏のために歌うから、よー聞いてやといてや！だって。
「何歌うん？」
「当日までのお楽しみ」
和歌山公演の日…
今日は待ってるで。
うん、行くからね。
今回は俺がチケット取ったからどのへんに座ってるかわかってるからな。
行くわ。
うん。また後で。
章ﾁｬﾝからは休憩時間になると、今どこ？ってLINEくれる。
まだ出発してないよ。
そうか…出るとき、着いたら連絡してな。
わかった。でも後５分ほどしたらでるよ。
うん。車でいくな。
気を付けてきいや
今、駐車場についた。時間まで待機して会場したら入るね。とLINEした。
しばらくしたら、マネージャーさんが、章ﾁｬﾝが呼んでるとのこと
着いていくと、控え室だった。
コンコンとノックして、ドアを開けると安君来てくれましたよ。
はーい。入り。
失礼します。
朱夏～って駆け寄ってきてハグした。
もーみんなおるのに！
そんなんかまへんやん。みんな知ってる彼女やのに。
「……」
ぼちぼち始まるから行くわ。
うん。
席に案内されてビックリ！すごい舞台に近い。
章ﾁｬﾝ舞台に近い席でよーみえるわ。こんなとこで見たらドキドキする。
ええ席やろ。もう始まるから。
帰り一緒にかえろな。とLINE。
ワー。はじまった。
舞台や、トロッコからウインクしたり、手ふったりしてくる。
楽しそう。家での章ﾁｬﾝとは別人みたい。
歌あり、トークあり、ミニコンとみたいのあり。
で、亮ﾁｬﾝがこれが最後の曲です。
愛でした。と紹介したあとに章ﾁｬﾝがこっち指差してちゃんと聞いときや！と章ﾁｬﾝのギターからはじまった。
それが君でした。愛し君でした。
ココロが求めていたもの全て
その微笑み その優しさ
言葉にすれば一つしかない
泣けてきた。章ﾁｬﾝ。
ｳﾙｳﾙしながら聞いていた。
アンコールは無限大。
ライブも終わって車で、帰ろうとしたら、
朱夏今どこ？
車でおるよ。
ちょっと待っとりや。
返信する前に、westのあきと君がきて、安君か来るように言うてます。
ありがとう。車で待ってるって伝えてもらえるかな？？
わかりました。
しばらくしたら、章ﾁｬﾝが乗り込んできた。
朱夏どないしたん？
何もないよ
歌きいた？
聞いたよ。すごいよかったし、感激した。
有り難う章ﾁｬﾝ
うん。ほな行こかあ
章ﾁｬﾝ隣の助手席で、愛でしたを鼻唄で歌ってる。
なんか、余韻さめやらぬ…ってかんじやな。
章ﾁｬﾝ晩御飯どうしょうか…。
どっかで、食べる？
それでもいいなあー。
んでも、もうすぐつくよ。
ほな、あるもんで何かつくって。
わかった。
自宅に帰ると、いつもくっついてきて、
なあ朱夏…
朱夏どこぉーって探すことが多い。
今も、ソファに座ると、章ﾁｬﾝが膝枕してきた。で、すくに寝ちゃった。
私はそーっとすり抜けて、寝顔みつめてた。
架空日記
章ﾁｬﾝのライブ見て帰りに楽屋に遊びに行く予定だったけど、先に帰る…ってメールしてドームを出た。
自宅につく寸前に電話がかかってきた。
もう、帰ったん？
うん。
なんで寄らんかったん？
なんでって…ｸﾞｽｯ
泣いてんのか？
･････泣いてないよ。
大丈夫？すぐ帰るから待っとりや。
たたいま。朱夏どこにおるの？
･････
どないしたん。
章ﾁｬﾝて抱きついて泣いちゃった。
今日のライブ涙が止まらなかったよ。
わらったりしたけど…
いっぱいもらい泣きしたよ。
それでないてたんか…朱夏の顔見てほっとしたわ。とだきしめてくれた。
あっ、朱夏の好きなプリンこうてきたで。
えっ！ほんま…食べる。
ほら笑った。プリン様様や
章ﾁｬﾝ半分しよ。
うんええよ。
あーおいしかった。
ほんまにプリンすっきゃな。
うん。章ﾁｬﾝみたいに優しいねん。
なんやそれ。
てもやっぱりわろてるのがいいわ。
うん。お風呂わいたから入る？
入る入る…。
架空日記
昨夜はよっぽど楽しかったみたい。
テンションMAXで帰ってきた。
ライブの話が止まらない。
私が部屋を移動すると、ついてきて話してくれる。
お風呂に入り。疲れたやろ。
うん。後から入ってくるやろ？
うん、ちょっと片付けてから入る。
ふぅーさっぱりしたわ！
ほんまやな。くつろぐよな。
今日は寝る。
そやな寝よか。
よっぽど疲れたんやろな、直ぐ寝息たててる。
私が章ﾁｬﾝから少しでも離れると、くっついてくる。
でも、このぬくもり好きなんだよね。
