架空日記

仕事から帰り道。
街にはクリスマス用のイルミネーションが輝きはじめた。
寒くなったなあーとつぶやいた。
手に息を吹き掛けながら光の中を歩いて帰路についてた。

後から、
朱夏…の声

振り替えると章チャンが立ってた。

章チャンどしたん?

仕事でちかくに来たから待ってた。

ありがとう。
というと同時に章チャンが手を繋いでコートの中
に手を入れた。

暖かい…。

章チャン来年も一緒にイルミネーション見えるかな?

あたりまえやん。来年も一緒に見えるよ。

架空日記

ミルクのこと頼むな。
あらっ犬の、名前変わってる。私がミルクって呼ぶから、ミルクになっちゃった。

うん。ミルクね。
出掛けるときはいつものとこに、預けたらいいんやな?

そうや。いつもんとこあずけてな。

わかった。忘れ物ない?ハンカチとか、ティッシュ入れた?スマホとかも…。
あっ、お弁当作ったから、持っていく?

やったあー。持っていく。
ほな行ってくる。

行ってらっしゃい。

今日は章チャンは長野。

リンゴ買ってくるわ。いつものアップルパイ作ってな。
といいながら、身仕度してた。

またアイドルになるねんなあ。

私に見せる素顔。ギャップあるな。

私は、地元に帰って祭りに参加…。
一夏の一大行事。

私も、出発準備しながらミルクのごはん作り。章チャンがいないときは、私にすり寄ってくる。可愛い。

ミルクでかけるよ。ゲージを開けると慣れっこですぐ入る。

いつものペットホテルに預ける。

さあ私は、実家に向かう。

章チャンからのこまめなメール。

楽しんでおいでよ。と…

章チャンも弾けてきてね




架空日記

今日何時に帰るん?

日勤やから早くて6時過ぎかな…

そうかー。ほな今夜花火あるから見に行こうか?

わーい\(^_^)/行きたい。
楽しみ。

ほな用意しときや。また連絡する。

んな行ってらっしゃい。



ただいま。章チャンまだ帰ってないみたいやなあ~。
なんて思ってると携帯が鳴った。
もしもし どうしたん?章チャン!

帰りちょっと遅くなるかも!
せやから現地で待ち合わせにしよう。

わかった。

仕事終わりそうになったら連絡するよ。

はーい、頑張ってね。

しばらくすると、LINEがきた。

あと30分ぐらいで仕事終わりそうや。

わかった。用意してでかけるよ。
現地まで電車で、30分ぐらい。浴衣に着替えて、出発やっぱり電車は混雑してた。
無事に会えるかなあ…。

待ち合わせは、去年の場所。

電車降りたら花火始まっちゃった。

混雑をすり抜けて、約束の場所についたけど、まだ章チャン来てない感じ。
ついたよ。先に見てるね。とLINEした。

花火を見るのは2回目去年は最初から二人で見た。来年も一緒に見えたらいいなあ~と思ってた。

花火も終盤

ちらほら帰り客も出始めた、ころ今行ってるからまっててな。とLINE

花火終わりのアナウンス

終わっちゃったよ…。
帰り客を見送りながら待ってると、へんな輩に声かけられて、絡まれて連れていかれそうなところを、後輩の照人君と潤人君が声をかけてくれて、輩を追い払ってくれた。

ありがとう。助かった。
ヤスさんは?

仕事が長引いたみたいで、さっきこっちにきてるって、連絡きてんけど…まだつかんみたいやな。

たぶん混んでるねんわ。

せやろなあ…
気を使って後輩君二人は章チャン来るまで一緒にまっててくれた。


朱夏…

章チャン

ごめんなおそなってしもた。

うん。

ほな朱夏さん…と後輩君が帰ろうとした。

章チャン、私が絡まれてるとこ二人が助けてくれた。

そうだったんや!一緒に今から飯行こうやと後輩も誘ってた…。後輩と離れたとこで話してた。

後輩が二人で行くようにと帰ったみたい。

ごめんな朱夏…

仕事やから仕方ないけど、絡まれて怖かった。あの二人おらへんかったら連れていかれてたわ。

ごめん…怖い思いさせて。と抱き締めてくれた。章チャンの胸の温もりと安堵感で涙が出た。

ごめん。もう泣くな…と指でぬぐってくれた。

うん。

いこか…。ぎゅっとてを繋いで歩き始めた。この手離したらあかんで!とつぶやいた。
また露店でてるから、ぶらついていこう。

うん。

リンゴアメ買うか??

ポテトがいい。一緒に食べれるし。

露店を歩いてると、信ちゃんと丸ちゃんとたっちょんに会った。

花火間に合ったんか?

う、ううん終わってもて合流した。

ごめんな仕事長引いてなあ~。と信ちゃんがいう。

泣かされたな…。と丸ちゃん

違うねん。待ってる間にへんな輩に絡まれて怖かってん。

そうだったんか…。

何ていいながらみんなで歩いてると、金魚すくいを見つけて、男子四人で誰が一番たくさんすくえるかやってみることに、なったらしい。

逃げ足早いな…

あっやぶれた。

元気な金魚や。

ハハハてごわい。

結局、みんな0でした。

おまけに2匹づつくれた。

朱夏チャンにあげる。とみんなが金魚をくれた。

やったあー。大事に育てなな。

エイトの8匹や。この中の一番でっかいやつたっちょんみたいやな。

ほんまや!

みんなに似てたりするんちゃうん。
何て話しながら歩いた。

ぼちぼち帰ろか…

うん。

ほな、気を着けてね。
バイバイ。おやすみなさい。

バイバイおつかれさん。とみんなと別れた。

章チャンと二人で、少し歩いた。
電車でかえろか。

うん。

結構電車もいっぱいやな。

ほんまやみんな花火客かな…。

人がいっぱい乗ってきたら章チャンが囲ってくれた。壁ドンみたい。

章チャンと見つめあってると、駅に着いた。

ギュッと手を繋いでくれた。
改札をぬけると、腰に手を廻してくれて危ないからこっちにきぃ。

ありがとう。

ついちゃった。
 

もう少しあるきたかったな…









架空日記

帰り支度もでき、時計を見ると10時過ぎ駅まで歩いて10分ぐらい。
ボチボチ出ようかなあ。
忘れ物ないかな~と確認してたら、携帯が鳴った。

はい!もしもし

あっ朱夏?

うん、どしたん?

もう、帰る用意できたん。

今、部屋出る。
 
待って…

何?

一緒に帰ろ…

何で?仕事なんやろ?

そうなんやけど、ジャケットの撮影なんやけど、二時間ぐらいで終わるから、朱夏ちゃんにまっててもろたら十分乗れるから!ていうてくれてるから、一緒に帰ろ。

でも…

ドアのノックの音。

ちょっと待ってな。
はーい。
あっ章チャン。

一緒に帰るやろ?

ほんまにいいの?

うん。一緒にって言ってくれてるから、
なっ帰ろ。

う、うん。

決まり。よかった…。
俺らも出るからいこか。
荷物持ったるわ。かし…
おはよっす。

おはようございます。よろしくお願いします。

おっ!一緒にかえんねんな。

はい。

車の中でも、沢山みんなと話をしてると、現場に到着。
朱夏チャン楽屋でまっててください。

はい。お邪魔します。

みんなが着替え始めた。
スーツとネクタイみたいなんだけど、ネクタイが綺麗にできないと、ワチャワチャ。

朱夏ネクタイやって。

はーい。

何か夫婦みたいや。

もぉ。ちゃんとして!
できたよ。

僕もやって!俺もと、メンバーの何人かがいってきた。

何か女の人にやってもらうと、ほんま変なかんじやな❤
できたよ。

朱夏ちゃんいい匂いする…。

こら!近すぎや離れろや。

はいできたよ。

じかんですよぉー。
と呼びに来た。

行ってらっしゃい。頑張って。

おぅ まっててや。

架空日記

う~ん。大きく伸びをして、めが覚めた。
そっか、昨日章チャンと寝たんやった。
じーっと寝顔見つめてみた。
何か昨日のアイドルが…なくなってる。
まっいいか。素を見せてくれるのは私の前だけかな?なんて思いながら見つめてた。
布団から出ようとしたら、ギュッと手首をにぎってきた。

どこいくん?

シャワーしてくる。

ん?おはよう。

おはよう。

昨日そのまま寝てしもたみたいやな。
シャワーしてくるわ。部屋戻るね。

うん。俺もシャワーする。
落ち着いたら行くわ。



ドアをノックする音。
カチャ 章チャン早いな。
着替えてシャワーだけしてきた。

私も今シャワー終わったとこ。

朱夏、下にご飯いこか?

えっ?みんなおるんでしょ?そんな中にあかんでしょ?

ええよ。朱夏ちゃんも…って用意してくれてるみたいやで!

ほんま?

うん、丸から連絡あった。

そうなんや。丸ちゃん早いな。

用意できたらいこか!

章チャンこのままの格好でええかなあー。

あかん1枚何か着んと…
あんまり、肌出しすぎや。

ほな、これきよ。

うん、その上着似合うから好きや。俺にも今度かしてな!いこか…

こんな、ゆっくりみんなに会うのはじめてや…。緊張するわ

大丈夫や。
おはよう。

おはようございます。

オハヨーきててんな。

はい。

いっぱい食べや!と信ちゃんがいう。
朝はがっつりいかなな。
ケイタリングやからおいしいで…。

信ちゃんと話してたら、
章チャンが、はい二人分もろてきたで!
食べよ。

ありがとう。でもようけとってきたなあー。

あかんで、食べんと。いっつもあんま食べへんねんから。

わかった頑張って食べる。いただきます。

オハヨー!メンバーのみんなが食べに来る。

あっ朱夏チャン。

おはようございます。

章チャンが部屋おらんと思たらこーいうことやったんか。
ほんま、二人仲ええな。とたっちょんがとなりのテーブルに座る。

章大さん。これ食べられへんから食べてな。

あかんで食べな。

お腹いっぱいやけど、プリンは別腹やから食べる。

(笑)

たっちょんが横から、これ食べへんのやったらもらうよ。と、取ってった。

章大さんコーヒー飲む?

あっもらおかな。たっちょんに、丸ちゃんは?信ちゃんも入れよか?

ありがとう。もらう、もらう。

俺なコーヒー飲めるようになってん。朱夏の飲みさしのコーヒー飲んで、にがって思ったけど、砂糖とミルクと入れて飲んだらのめてん。大人になった気分や。

(笑)

ハイ。
砂糖とミルクはいるねんな?

うん。
朱夏は?

私はブラック。

にがないん?

うん、おいしいよ。

何かこんな、会話が嬉しかった。

ご馳走さまでした。

ほないこか。

はーい。私、用意して帰るね。

うん。

10:45分の電車で帰るわ。

気着けて帰りや。

うん。

帰る準備してると…







架空日記。

今日は章チャンのライブをみにいってきた。

涙か出た。
章チャン…。
黙って帰るつもりだったけど
スタッフにみつかっちゃった。
今日は会わずに帰ります。と言ったのですが
混雑しててなかなか外に出られず…
マネージャーさんが呼びに来た。
呼んで来るように言われました。
こちらに…。
コンコン、かちゃ!どうぞ。
来てくれましたよ。
背中を押され入って行くと、章チャンと目が会った。

朱夏きてたんや、言うてくれんもん…

うん…私は泣きそうで、章チャンの顔をみれなかった。

どないしたん??何かあったんか?

うううん…

いや、何かあったやろ?言うてみぃ

何もないよ…

嘘やそんなことないわ!
と、目が会うと私の手を引っ張って隣の部屋に…
なあ  何があったんや…

章チャン 私な章チャンとは無理かもしれん…。

?なんでや、何言うてんの、誰かに何かいわれたんか?

違う今日のライブ見てたら、私とは違う世界に住んでる人や…って思った。
私と違うって思った…
と言うと泣けてきた。

章チャンは、息ができなくなるくらい、抱き締めた。私は章チャンの温もりを感じて泣いちゃった。

朱夏…何いうてるん!俺は絶対別れんからな。朱夏のこと好きやし、お前おるから仕事もできる。俺、朱夏おらんとあかんわ…。

章チャン…んでもな と言い終わる前に唇を重ねてきた。
ん、うっ章チャン苦しいよ。
ゴメン…。ギュッ

章チャン…。

メンバーの丸チャンが入ってきた。
どないしたんや。章チャンにに泣かされたんか??

うん…。

違うやろ…。

何かを感じた丸チャンは章チャンと付き合うと乗り越えなあかん壁や。
でもな章チャン、明けても暮れても朱夏ちゃんのことばっかりや。
章チャン信じてやってよ!

うん。でもあの壁私には大きすぎる気がして…

丸 章チャン嫌いになったわけではないなら、信  じてついてったら間違いないと思うよ。

わかった。章チャン…

朱夏…

私、そろそろ帰るわ。

待ち!今夜は一緒におろう。ちょっとまっててや、どっこもいったらあかんで!
しばらくして、いこか…

どこに?

ええから、来い。

タクシーに乗ってホテルについた。
ありがとう、章チャン送ってくれて!

?俺もここ、泊まってんねん。

そうやったんや。何で私の泊まってるとこしってんのかと思った。

フロントで、お互い鍵をもらってエレベーターに何階?

私、7階 703

俺 11階。

そっか、ほなここで…

部屋に入り一息ついてると…
携帯が鳴った。

もしもし、わかった。

用事があるから部屋まで来てほしいとのことだった。

コンコン、はーい。カチャッ どうぞ。

入るやいなやギュッと後ろから…
朱夏…

ん?

ここ座り。

うん。

いつから福井きてたん?

昨日から…




架空日記

夕方福井に到着。だけど会場から離れたとこに宿泊。

章チャンにはまだ秘密。

明日サプライズでライブ見に行く。

さあ町を散策してくる。

今、何してるん?

家でおるよ。

休み?

うん、休みやけど用事ある。

そうなんや。

章チャンライブ頑張ってね。
応援してる。

うん、頑張る。
こられへんよなあ?

う、うんちょっとあかんかなあ…